Personiumでよく使う用語集
Personiumでよく使う用語
Personiumの用語、Personium自体が汎用的な作りになっていることもあり、かなり含みを持たせたような説明になっているので例とかを交えて紹介してみます。 理解への一助になれば幸いです。
適宜更新します
セル(Cell)
Cellは、データ主体ごとのData Storeです。個人で使う場合はPDS(Personal Data Store)となります。
https://personium.io/docs/ja/introduction/001_Personium_Architecture/#cell
いきなり「データ主体」という言葉が出てきました。「データ主体」というのは、データの持ち主・管理者を表す概念ですが、ここであえて「データ主体」という単語を使っているのは、Personiumをどのように使うかによってデータ主体は異なってくるためです。
例えば、1つ1つのセルを各企業に割り振り、各企業のデータ格納スペースとして使用する場合、そのセルのデータ主体は「企業」となります。1人1人にセルを割り与え、個人データを格納してもらうようにするのであれば、データ主体は「個人」です。
このように、Personiumは「セル」という単位でデータ主体(ヒト・モノ・組織、など)がデータの管理を行える領域を提供します。
ボックス(Box)
Boxは、アプリケーション用のデータストアです。
https://personium.io/docs/ja/introduction/001_Personium_Architecture/#box
「アプリケーション」と出てきましたが、要はセルを「用途」ごとに分けたディレクトリ(フォルダ)だと思ってください。
普通に使う分にはただのディレクトリですが、アプリケーションと紐づけて利用することで、そのアプリ専用のディレクトリとして振舞わせることができます。
Androidで言えば、/Android/data/
フォルダのようなもので、当該アプリからは書き込めるけど他のアプリからは読み書きできないといった感じです。